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一般外来と救急外来の違いについて
看護師として働く際、一般外来と救急外来の間には大きな差があり、この違いを理解し、適切に対応することが重要です。一般外来では、予約や紹介状を持った患者さんが、様々な健康相談や病気の診断、治療のために来院します。ここでの看護の役割は、患者さんの健康状態の把握、医師のサポート、検査の準備など、比較的計画的で落ち着いた環境での対応が中心です。
対照的に、救急外来は予測不可能な状況に対応する場所。交通事故や急な病気など、緊急で医療が必要な人々が次から次へとやって来ます。このため、救急外来での看護は迅速かつ的確な判断が求められ、患者さん一人ひとりの状態に応じた急速な対応が必要になります。
また一般外来の看護では、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、ゆったりとした時間の中で心のケアも行うことができます。しかし、救急外来では、時間との戦いの中で生命を守るための迅速な行動が求められます。そこでは、チームで協力して行動することがさらに重要となり、医師や他の看護師と密に連携しながら、患者さんの生命維持に努めなければなりません。
看護師がこれらの違いを理解することは、適切な職場選択はもちろんのこと、その場所で必要とされるスキルや精神的な準備を整える上で欠かせません。一般外来で働くことを選ぶか、救急外来での緊迫した状況に挑むか、各自の適性や興味に応じて決めることができます。しかし、どちらの環境であっても、患者さんのために最善を尽くすことが看護師の使命です。看護師として成長し続けるためには、これらの基本的な違いを学び、理解し、日々の臨床で活かしていくことが大切です。
外来看護師の詳細について
外来看護師の仕事は大きく分けて、事務的業務と診察介助、診療相談及び指導、そして病棟との連携の4種類です。初診時に患者さんの情報を入力することなどが、事務的業務の一つに挙げられます。また、ときには患者さんからのクレーム対応も必要です。
診察室では医師の診察をサポートし、患者さんによっては採血や血圧測定などを行います。沢山の患者さんを診なくてはいけない医師に代わって、詳しい治療内容や服薬に関する注意点などを説明するのも看護師の大事な役割です。患者さんから色々と質問される場合もあるので、十分な知識が求められます。そして、診察で手術や入院、精密検査が必要と判断された場合は、病棟に情報を伝えます。
外来看護師は正社員として働ける場合が多いので、非正規職員に比べて給与や賞与、福利厚生が期待できるでしょう。しかし、正規職員の年収を比較した場合は、夜勤のある病棟看護師に軍配が上がります。外来看護師の年収は400万円くらいで、看護師全体の年収は470万円くらいです。ですから、外来に転職する場合は、年収が下がってしまう可能性を考慮しましょう。
それに日曜と祝日は休めて、夜勤もないものの、特に大きな施設では日常的に残業が発生します。もちろん最後の患者さんが帰るまでは帰れませんし、医師の残業に合わせて帰るのが当たり前になっている職場もゼロではありません。子育てと両立できると思ったら意外に難しかったという人もいるので、転職サイトなどを利用してよくその施設を調べておくと良いでしょう。