外来看護師の仕事は大きく分けて、事務的業務と診察介助、診療相談及び指導、そして病棟との連携の4種類です。初診時に患者さんの情報を入力することなどが、事務的業務の一つに挙げられます。また、ときには患者さんからのクレーム対応も必要です。
診察室では医師の診察をサポートし、患者さんによっては採血や血圧測定などを行います。沢山の患者さんを診なくてはいけない医師に代わって、詳しい治療内容や服薬に関する注意点などを説明するのも看護師の大事な役割です。患者さんから色々と質問される場合もあるので、十分な知識が求められます。そして、診察で手術や入院、精密検査が必要と判断された場合は、病棟に情報を伝えます。
外来看護師は正社員として働ける場合が多いので、非正規職員に比べて給与や賞与、福利厚生が期待できるでしょう。しかし、正規職員の年収を比較した場合は、夜勤のある病棟看護師に軍配が上がります。外来看護師の年収は400万円くらいで、看護師全体の年収は470万円くらいです。ですから、外来に転職する場合は、年収が下がってしまう可能性を考慮しましょう。
それに日曜と祝日は休めて、夜勤もないものの、特に大きな施設では日常的に残業が発生します。もちろん最後の患者さんが帰るまでは帰れませんし、医師の残業に合わせて帰るのが当たり前になっている職場もゼロではありません。子育てと両立できると思ったら意外に難しかったという人もいるので、転職サイトなどを利用してよくその施設を調べておくと良いでしょう。